Vinos Yamazaki’s blog

蔵直(R)ワイン専門店ヴィノスやまざきのスタッフがお送りするダイアリーです。

ヴィノスのニュージーランドワイン革命

先月末からご案内させていただいております、「革命ワインフェア」もいよいよ今週金曜、27日までとなりました!

実は今回、2年ぶりの再入荷を果たし、ほとんどご案内していないのにひそかに人気になっている白ワインがあるのです。

 

それは…

テマニア ソーヴィニヨン・ブラン

 

ヴィノスやまざきのニュージーランドワインを代表する蔵元が、テマニア。
このワイナリーのファンで、彼らのワインしか飲まない、というお客様もいるほど、人気です。

 

しかし、なぜこのワインがそんなに人気なのか…
そこで、その秘密を探るべく、ヴィノスやまざき買付隊は、今年ニュージーランドを訪れました!

途中、霧の影響で飛行機が遅れ、乗り継ぎができないというトラブルもありながら、何とか朝一で到着することができました。(睡眠時間は3時間のみという強行軍でした…)

 

彼らがワインを造るのは、ニュージーランドで最も日照量の多いと言われるネルソン地区。

南からくる、冷たい雨雲からネルソン地区を守るように山がそびえており、北側は海に面することで、

降水量が少なく、「サニー・ネルソン」と呼ばれるほど晴れの日がニュージーランドで最も多い地域です。
また、午後以降に海から涼しい風が吹くため、ぶどうがゆっくりと成熟し、9月~4月と長い生育期間を経ることで、香り高いぶどうが収穫できます。

 

そんな産地でワイン造りを始めた、ラースさん。
もともとはワインとは無縁のご職業だったのですが、
「自分たちが本当に納得した美味しいワインを造りたい」と、
奥様の出身地である、ネルソン地区で1990年にオーガニックのぶどう栽培からワイン造りを始めました。

 

当時はまだ、同地区でオーガニックのぶどう栽培を行っている方も少なく、同地のオーガニックの先駆者的蔵元です。

厳しい認証も取得し、ぶどう栽培を行いますが、そのこだわりがすごい!

化学肥料や除草剤を一切使わないため、ぶどうを鳥たちから守るために、ぶどうを食べないニュージーランド固有の鳥たちが住みやすい環境を造ったり、羊たちが雑草を食べるために畑の中に放し飼いになっていたりするそうです。(その数100頭以上!)
 

 

さらに醸造所では、著名なドメーヌ・デュジャックで修業した醸造家のスティーブン氏が、丁寧なワイン造りを行うことで、彼らのワインを仕上げています。

 

2年ぶりに再入荷したこだわりワインは、アロマティックな果実味たっぷり!
完熟したぶどうから造られるので、ソーヴィニヨン・ブラン種の典型的な青芝の香りが控えめで、オレンジのような完熟した柑橘系の魅力的な香りも感じます。
口の中では酸味もあるものの、果実味が豊か、ミネラルがバランスよく溶け込んでいます。
フレッシュな味わいですが、軽すぎることもなく、白ワイン好きの方にぜひお召し上がりいただきたい一本です。

 

実はニュージーランドワインの価格は世界の中でも特に急上昇しております。

彼らのワインは、有名評論家からも高い評価を得るものも造りますが(現地の権威あるワインコンクールで二度にわたる)、あくまでワインを実際に飲まれるお客様のために価格も頑張っている…
コロナ渦で、ワイナリーの経営も大変で、注文がなくなったり、資材が高騰したり、テイスティングルームを閉めたりと、困難な時期を乗り越えて、それでもこれからもワインを届けてくれるように頑張るとのことでした。

 

 

今回、現地を訪問して、
「ニュージーランドのワインだから」なのではなく、
「オーガニックワインだから」でもなく、
本当にお客様に喜んでいただける味わいのワインを選び抜いて、長年取り組んでいるから人気なのだと、
改めて実感しました。

 

こんなぶどう農家があったんだ!と驚きを感じる、まさにヴィノスやまざきのニュージーランドワイン革命。

ぜひ一度お試しいただき、その魅力を感じていただければと存じます。

 

さらにうれしいニュースが!

本プロモーションでご好評いただいております、ワイン革命5本セットの販売期間の延長が決定しました!

当初、10月27日までの販売でしたが、なんと、年末までお買い求めいただけます!


すでにお召し上がりいただいたお客様も、まだお試しいただいていなかったお客様も、ぜひこの機会をお見逃しなく、ご利用くださいませ!

保坂