Vinos Yamazaki’s blog

蔵直(R)ワイン専門店ヴィノスやまざきのスタッフがお送りするダイアリーです。

蔵直®カリフォルニアワインの歴史を紐解きます。

知られざるワインの産地を開拓してきたヴィノスやまざきが、長年に渡って取り組んできた生産地の一つがカリフォルニアです。
本日は、そんなヴィノスやまざきの隠れたカリフォルニアワインの歴史を紐解きたいと思います。

 

カリフォルニアワインというと、ナパ・ヴァレーをはじめとする数万円する高級ワインや、大容量の安価なワインを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、そんな有名生産者や、大手の生産者を陰で支えてきたのが、隠れた産地の知られざるぶどう農家たちでした。

 

1993年のカリフォルニアワインマスターコンテストで優勝し、現地を訪れた際に出会ったのが、大手ワイナリーにぶどうを提供していた、モントレーのぶどう農家リチャードさんでした。
 

カリフォルニア中部沿岸のエリア「モントレー」の啓蒙を行った偉大なぶどう農家として、たくさんのワイン関係者に尊敬され、彼が亡くなった際には世界的なワイン誌でもそのことが報じられたほど。

有名ワイナリーに負けない彼のぶどうを使った美味しいオリジナルワインを日本のお客様のために造ってほしい…“Dear Richard”と何年も交渉の手紙を書き続け、出来上がったワインが「ディアリッチ」でした。

 

一時は店頭から姿を消しましたが、お客様からの復活を願う声をうけ、彼の意志を受け継いだ弟子によるワインメーカーにより奇跡の復活を果たしました。
 

ラベルに描かれた、書き続けた手紙の最後の一通のイメージが印象的です。

 

ディアリッチ シャルドネ / ピノ・ノワール
 ▶▶▶¥2,980税抜(¥3,278税込)

 

そして、長年日本でカリフォルニアワインの普及に努めたとして、日本のワイン業界では初めて、アメリカ大使館からホール・オブ・フェイム(名誉の殿堂)を賜ったのが2015年でした。

 

そして今年2022年は、カリフォルニアの知られざる産地をもっと知っていただきたい、と蔵元と共に開発した「ヴィノス・セレクション」シリーズを発売しました。

 
これらのワインは、ナパ・ヴァレーの周囲にある3つの産地(ソノマ、レイク・カウンティ、スースン・ヴァレー)の単一品種のぶどうで造るワインを飲み比べていただくことで、よりカリフォルニアワインの魅力を知っていただきたいという想いを込めたワインで、今年3月の発売時には瞬く間に完売が出た商品もあったほど。


今回、そんなワインからロゼが新入荷しました!

 
ロゼ レイク・カウンティ2018
通常価格2,980円(税抜)
 ▶▶▶特別価格¥2,500税抜(¥2,750税込)

今回ご用意させていただいたのは、ナパ・ヴァレーの北に位置し、カリフォルニア州内最大の自然湖「レイク湖」を囲むレイク・カウンティのぶどうを使用した一本。

 

湖の影響を受ける気候で育てられた、カベルネ・ソーヴィニヨン種を中心に、1年間木樽で熟成を行いました。
ほんのり感じる赤いベリーの印象と、木樽の風味と熟成感を感じる香り、まろやかな口当たりと酸味、ほんのり渋味も感じる複雑な味わいが特徴です。
すっきりとしただけのロゼワインもありますが、辛口ながらより複雑さを感じることができる味わいは、ゆっくりとお食事と共にお楽しみいただける、この季節おすすめの一本です。


ヴィノスやまざきのカリフォルニアは、自然派産地メンドシーノ、秘境の産地カーメル・ヴァレー、もちろん王道のナパ・ヴァレーなど自らの足で探した様々なワインを取りそろえております。
(それらのストーリーはまた後日…)

 

ぜひこの機会にヴィノスやまざきの蔵直®カリフォルニアワインをお楽しみいただきたいと思います。